かつて楽園に住んでいたアダムとイブは蛇にそそのかされて、

 

食べてはいけないといわれた禁断の果実を食べた。

 

女性の象徴のように扱われることもあるイブもしくはエバ。

 

イブというのは英語読みですよね。

 

アラビア語では「ハワー」といいます。

もうちょっと頑張ってアラビア語にちかづけたら、「ハウワー」かな。

 


 

アラビア語で書いてみるとこんなふうになります。

 

イブはどうやって表現されているのか?

 

アラビア語話者が慣れ親しんでいる、

 

聖典クルアーンの中で、ハワーはどのように出てくると思いますか?

 

なんと、名前では出てこないんです。

 

アーダムの妻とかアーダムの配偶者もしくは、一つの魂から作られたというように

語られます。

 

それでは、どうして「ハワーという名前」がわかったのでしょうか?

 

それは、ハディースに伝えられているのでわかりました。

 

アーダムの左のあばら骨から作られたというのも、ハディースに

書いてあります。

 

ハディースというのはクルアーンを神から天使ジブリールを通して受け取った

 

預言者ムハンマドが、こんなふうに行動をした、こんなふうに生きていたというものを

伝承としてまとめたものです。

 

アラビア語の表現

 

それではクルアーンに描かれている、ハワーについて読んでみます。

 

ちょうど◇で囲んだところの前後が、一人から、配偶者(ハワー)が創られた

最初にアーダムが創られて、その次にアーダムからハワーが創られた というところです。名前はでてこないで、

配偶者というふうに書かれています、

アラビア語の基本的な単語を4つ

 

けっこう短い文章なのですが、基本的な単語がいっぱい出てきています。

 

 


 

 

 

 

一人


 

創った (創造した)

 

後ろにくっつく文字で誰?

 

アラビア語は単語の後ろについている 文字で 誰のことについていっているのか

区別することができます。

 

例えば

 

ハラカクム (あなた方を創造した)
 

 

あなたがた  というのは クム

 

名前が呼ばれない体験談

 

 

イブの名前が聖典の中では全く出てこないというのもびっくりですけど、

 

実際にエジプトで生活していたときに、旦那さんに自分の名前は呼ばれないという体験をしました。

 

日本で生活しているときには、別に普通なのに、、、、

 

アラビア語圏である、エジプトにいったら「しゃきっと」エジプトでの

習慣に変わるというのにも驚きました。

 

カルフールで買い物をしていたときに、チーズ売り場あたりで家族と離れ離れに

しばらくすると、君のことを何度も読んだのに何で気が付かないんだ!

 

と旦那さんが ちょっとむっとした様子で近づいてきました。

 

え? 呼んでた? まったく名前聞こえませんでしたけど。

 

よくよくきくと、私の名前そのものではなくて、「ウンム〇〇」と

 

呼んだというではありませんか。日本語でいえば、「〇〇のお母さん。」

 

例えば息子の名前がアーダムだったら、「ウンムアーダム」と

 

読んでいるというわけなんです。

 

全然きがつきませんでした。

 

結婚した女性の名前を公衆の面前で呼ぶのは

礼儀作法に反するらしいです。