春っぽいフランス語の歌って何かなと思ってみつけたのはこれ。
Kenji GiracのTiago
どっちかっていうと初夏かもしれない、なにか思い出の道を歩きながら友達を思い出す。
そんな雰囲気の歌。
ギターの音色が耳にやさしいです。
多分このギターの音色のやわらかいところが、春を連想させたのかもしれない。
フランス語が読めなくても歌を楽しむ方法その1
フランス語の歌ってなんか難しそうって思われるかもしれませんね。
ある意味それは正解です。
歌はときどきものすごく文章の構造を端折っていることがあるので、一つ一つ意味を追っていくと、なんか足りないという事態に陥る可能性はあります。
でもそんなことをいったら、歌の醍醐味であるまず一緒に歌うということができません。
フランス語が解らなくてもとにかく歌えるという状態を作る秘策をお伝えします。
もちろん歌の意味がわからなければ、歌の醍醐味は半分になってしまいます。
ステップ2からは歌の意味を追っていきます。
あまり深追いはしないかもしれませんが。
とにかくステップの1は耳をすまして、空耳をすることです。
KENJI GIRAC TIAGO
今日の歌はこれ、
最初のところを 空耳アワーです。
トゥピ コナデ モ-ム
モナミ ロナ ガーメ
メンテンノコネド ゾンム
ルガメ ジュフ ゴンジェ
シテュ ビエネド ランム
ビエンド ムルドネ
レジト レジタンヌ
セポサ コネフェ
さびです。)
チャゴー ジェプリー ルトンデ テクリー
ン メロディー オミルスギー
チャゴー ジャミー ルトンプールディー
メ モーナミー
ジュ シュイラ ポル ピー
つぎは意味に入っていきます。
フランス語の歌に頻出の単語~モナミ
ここでは、フランス語の歌に頻出の単語を押さえていこうと思います。
新しい歌をきいても、この単語を押さえておくと、全くわからない歌ではなく、なにかしらとっかかりがだんだんと出てくるはずです。
フランス語の曲をきいて、何一つわからないと、これは一見すると非常な急斜面でヒマラヤのような難関と感じるかもしれません。
一つ、二つと知っている言葉が増えますと。急な斜面であることには違いなにのですが、ボルダリングの壁のように確かにつかめるそんな部分ができてきます。
フランス語は、ときどき日本語にはないような音を出してくる単語に出会います。
かと思えば、ものすごく日本語のカタカナで「モナミ」といってくるような単語があるので、ややこしいです。
でも、そういったとっつきやすい言葉がでてきたときには、聞きとりやすいのでがっちりとつかんでください。
モナミの部分を聞いてみると、モナミとどこにも空気の息継ぎもありません。
まったく一つの単語かな?と思われるのですが。
このカタカナを、フランス語の単語で書きますと、こうなります。
Mon と Ami
と言葉の間に切れ目があるのです。
そして、Mon だけで登場するときには「も」と呼ばずに「モン」といいます。
そして、MonとAmiが同時にでてくるときは モナミといいます。
Mon は「私の」という意味になります。男性名詞の単数にくっつきます。
フランス語は最後の子音Nと 次の単語の母音Aがつながるくせがあります。
この現象を「リエゾン」といいます。 (他にもたくさん組み合わせがあります。)
Amiというのはどういう意味かといいますと、 友だち、仲間。
petite amie , petit ami といえば恋人という意味になります。
Mon ami という場合は 恋人の場合もあるかもしれませんが、どの親しい度合いは
両人の間しかわからない距離感ということもあるそうです。
歌なので、聞く人がどのようなイメージで聞くかによって想像の余地があるのが
Mon ami という言葉のような気がします。
そのほかにも、Mon ami という言葉には、目下のものに対する親しみを込めた呼びかけ
という意味があると、プチロワイヤルに書いてありました。
この歌の中では、Tiagoは男の子の愛称なので、子供のころ一緒に過ごしたときの男の友達にたいして
mon ami と言っているようです。