クリスマスのシーズンになると、日本で目立つのはクリスマスツリー
と、ケーキとプレゼント。
ここまでくるともともとどうなんだ?というところは全く
関係なくって、楽しい冬のイベント。
誰も気にすることはないだろうけど、クリスマスの意味にもかかわる
イエス様が生まれた直後にその母であるマリア様が食べたものに
ついてのお話しをピックアップしてみようと思います。
マリア様とはどんな人?
マリア様はクルアーンの中では非常に清浄な女性として書かれています。
天使たちがこういった時のことを思い起こせ、
「マルヤムよ、まことにアッラーはあなたを選んであなたを清め
万有の女性を超えてお選びになられた」
アッラーに祈りをささげる生活を送っていたマリアム様のところには、
誰も届けていないのに、新鮮な食べ物がいつもおかれていたといいます。
アラビア語でいうとちょっと変わってしまう表現
マリアはアラビア語ではマリヤムといいます。
あとは、アッラーという言葉なのですが、よく日本語でかかれた
本ではアッラーの神というのは、ちょっと変な言葉になってしまいます。
アラビア語で書かれた聖書をエジプトのキリスト教徒の方が使っていたので
読んだことがあります。
神様のことがアッラーと書いてありました。
アッラーというのは神というアラビア語表現です。
なので アッラーの神というのは、神の神というまったくヘンテコな表現になります。
そのほかに サハラ砂漠というのも変な言葉で、
サハラというのはアラビア語で 砂漠です。
サハラ砂漠は 「砂漠砂漠」といった面白い言い方になってしまうわけです。
やっと書こうと思っていたマリヤム様が出産後に口にした食べ物についてです。
マリヤム様が出産後に食べたものは?
祈りの生活をしていた女性が結婚をしないで
子供を産むというのは、
当時の社会では相当驚かれたことだろうと思います。
その辺のことも、いろいろと書いてあるのですが、
また、次回。
不思議な経緯によって子供を授かったマリヤム様ですが、
やはり人間の女性なので陣痛がきて痛みがありました。
陣痛に耐えているときに寄りかかっていた場所というのが
ナツメヤシの木でした。
「またナツメヤシの幹をあなたの方に揺り動かして
新鮮な熟したナツメヤシの実が落ちてくるでしょう」
そして、出産のあとにそのナツメヤシの木から熟した実を食べたのです。
ナツメヤシについて
ナヒラ というのが ナツメヤシの木で
نخلة
رطب ルタブ は 「熟したナツメヤシの実」
タマルというのは、ナツメヤシの実を天日にほしてさらに、甘さが
ぎゅっとなった 「干しナツメヤシの実」です。
تمر タマル
タマルのなかに、アーモンドを入れたものとか、
タマルをチョコレートでコーティングとかは、和菓子が好きな人でも
あまり甘いものが得意じゃない人でも結構いけるかも?と
いう方が多いです
断食明けにいただくのも、おなかにやさしく、
甘くて、栄養バランスがいいのでオススメです。
現代のアラブ文化圏でも
ナツメヤシの実というのはさすがに、砂漠地帯で育つ植物ですね。
非常に効率的に栄養価を一粒のみのなかに蓄えています。
一粒の実に含まれる栄養分がとても高いのです。
さわやかな甘みと、豊富な繊維、それからビタミン類とミネラル類。
ナツメヤシを3粒ほど食べるとほんとうに口が満足します。
アンチエイジングに最適な食べ物として日本では紹介されたり。
美容に良い食べ物として紹介されているのを見たことがあります。
最後に、マリヤムという名前でよく使われている文字です。
マリヤムの M の部分です。
アラビア語文字のミームです。
アラビア語に興味がある方へおすすめの記事はこちらです。
よく見ると、アラビア語の単語には「探検アリフ」が隠れています。
お知らせ
アラビア語がなんだか最近さわがしいと思っているのは
わたしだけでしょうか?
昔からこういってはなんですが、なにかムーブメントが起きると
気が付いたらその渦中にいるということを何度か体験してきました。
派手な動きではなくて、時代の動きとでもいうのでしょうか。
こっちの方かもしれないと思って、動いていくといつのまにか、
そのムーブメントの最先端にいた。
そういう時に時代の流れをかんじます。
アラビア語のあんなことやらあんなことをまとめた書籍が
とうとう発売の運びとなりました。
(2017年12月10日のことです)
12月10日が発売予定日になります。
2018年にアラビア語を始めたい人の
初めの一歩になるような内容になっています。
P.S
表紙選びに助言をくださった
お二人の方本当にありがとうございました。
アマゾン発売の前に
書籍の原稿をお送りいたします。
今最終のチェックをしているところです。
これからもよろしくお願いいたします。