【TED】第二外国語を学ぶときの秘訣を聞いてみたメモ
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TED様々な分野のプロフェッショナルが専門的な話をとてもわかりやすく解説してくれます。

 

今日は中国のGuahzhouにあるインターナショナルスクールで英語の教師をしているShaneさんのスピーチを聞いてみました。

 

メモと取りながら聞いてみたので、気になってメモをした部分をご紹介したいと思います。

 

TEDのスピーチはこちらから聞くことができます。

 

 

第二言語の習得のために必要な環境

 

お話の内容は第二言語取得を伸ばすための鍵は母国語にあるということについてです。

 

インターナショナルスクールで英語を教えているという経験から様々な生徒さんの第二言語として英語を学ぶときの様子を例にして話をしてくれていますので、とてもイメージがしやすいです。

 

特に印象の残ったエピソードは韓国から両親の仕事の都合で中国へやってきてインターナショナルスクールに通い始めた6歳の男の子の話でした。

 

笑顔の絶えない、この6歳の男の子はクラスでお友達はできたりと順調に過ごしているようでしたが、英語の能力については心配なことがありました。

 

シンプルな英語の文章は組み立てられるけれども、沈黙が多く、英語の能力はあまり伸びていない様子がうかがえました。

 

男の子の両親は、とても男の子の英語学習に意欲的にサポートをする方々でした。

 

男の子が学校から家にもどると、テレビも英語で見るなど家でも英語を使って時間が過ごせるような工夫がされていました

 

そこで学校の教師は、男の子の家での過ごし方を少しかえてみることを提案しました。

 

第二言語学習と母語のバランスについて

 

6歳の男の子は学校で英語で過ごし、おうちに帰ってからも英語になれるように英語の環境で過ごしていました。

 


 

それでもあまり、英語の習得が進む様子がみられないので学校の先生からアドバイスがなされました。

 

家で過ごす時間は

 

韓国語で読書をすること

 

・テレビも韓国語でみること

 

・学校での出来事を聞くときも韓国語

 

家で過ごす時間は韓国語の韓国語の環境を作ることを試して一か月後に男の子の英語の習得状況にある変化が起こりました。

 

英語の能力が伸びてきたと同時に他の教科も伸びてきたのです。

 

 

母語習得の状況と第二言語習得はつながっている

 

脳の中で言語の運用というのは様々な部位が作用しあって行われています。

 

単一の部位のみで運用されるものではないのです。

 

母語で様々な活動を行うことにより、英語の能力も他の教科の理解も伸びていったのです。
 

母語という生まれたときから自分が使っている言語である概念を理解した場合、多言語を学ぶ場合もう一回同じ概念を学びなおす必要はありません。

 

すでにしっている概念を別の言語ではどう表現すればよいのかを知るだけでよいのです。

 

私たちの脳の中には言語を習得するという回路が生まれつき備わっています、そうして身に着けてきた母語。

 

母語はしっかりと私たちの存在自体と結びついています。

 

第二言語取得に大切な環境づくり

 

子供が第二言語を学ぶことを親がサポートするときに大切な3つのことがあります。

 

Review ~今日一日何があったのか、学校で学んだことやあった出来事を母語で問いかけることはとても大切です。

 

単一言語の家庭ではあたりまえにあるこの「今日学校どうだった?」のような会話がバイリンガルの家庭ではないこともあるのです。

 

Read~母語で読書をすること、読書そのもので得られることはたくさんあります。母語を伸ばすことが第二言語のアカデミックな能力を伸ばすことにつながっていきます。

 

Relax~第二言語を取得するということはとても大変なことです、ストレスもありますしプレッシャーもあります。

 

休むということはとても大切なことです。

 

母語は家庭の言葉でもあります。(故郷の言葉)

 

家庭というのは、安全な場所で、毎日帰る場所で、考えたり、感じたり、愛情のある場所です。

 

母語というのはそういった生まれ育った環境と深く結びついてます。

 

最後に

TEDから子供が第二言語を学ぶときに大切なのは「母語」であるについて、飛び飛びながらメモの中から印象に残った部分を書き出してみました。

 

母語をしっかりと身に着けることが、第二言語を身に着けることに通じるというのはなるほどと思います。

 

年齢の小さい子供の場合は、家庭の中では母語をしっかりと使って生活することが大切というのは本当にその通りですね。

 

母語もまだ途中であるのに、母語を使う時間がほとんどなくなるほど第二言語だけになってしまうというのはせっかくの
自分とかかわりのある文化や価値観を学ぶ機会を失うことにもなってしまいかねませんから。

 

そう考えると、大人になってから外国語を学ぶということはすでに母語が身についている状態ですので、母語取得と同時に学習を進める子供より、大人のほうが効率的に外国語の運用能力を鍛えることができるのではないでしょうか。

 

大人のアラビア語学習の図

 

アラビア語の学習について

 

大人になってから外国語を身に着けるのは難しいということを聞きますが、どの言語も身に着けるにはある程度の学習時間は必要です。

 

それから、子供のころにネイティブの音を聞いていないとその音が出せないということもよく言われますが、大人は発音の仕組みを知って学習をするなど子供とはアプローチの仕方が異なります。

 

アラビア語を学ぼうと思ったときに、教材が少ないという声はよく聞きます、そんなかたに重宝されているArabianistaです、よかったらメルマガに登録してみてください。アラビア語のTipsが届きます。

 

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