サラーム
アラビアニスタのライラです。
前回はアラビア語の学習方法でオススメなリスニングと音読についてでした。
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アラビア語の音が聞き取りにくい理由としては、単語の中にある「母音と子音」の配分が日本語とアラビア語では違っているということでした。
アラビア文字が読めて、単語もある程度文字をみて発音が出来るようになった方向けに、音読の始め方について話を進めたいと思います。
音読の練習はたったの3ステップ
1.アラビアの音声を聞く
2.いったん音声を止める。
3.音声で読まれたアラビア語の文章を読む。
音読におすすめのテキストは何ですか?
あまり複雑でない短めの文章をはっきりと読み上げている音声が付いたテキストがオススメです。
アラビアニスタ書店でオススメしているテキストのなかから一冊紹介したいと思います。
ニューエキスプレス エジプト・アラビア語 著者 長渡陽一さん 白水社
アラビア語会話を始めたい人は白水社の「ニューエクスプレス+プラス エジプトアラビア語」がオススメ
このテキストはアラビア語を始めて間もない方にも使いやすい心配りがされています。
すべてのアラビア語の文章にはカタカナで読み方が書かれているところです。
アラビア語の音と文字を習得したばかりの人にとって、アラビア文字だけで書かれたテキストというのはまだまだハードルが高いのです。
アラビアニスタの音読の初級者向けのレッスンでは、できるだけアラビア文字を見て読める練習をしました。
とっさに文字を何と読めばよいのかわからなくなってしまった時、ちらっと見ることで、そこで止まらずに進むことができました。
という感想をいただいたことがあります。
音読のテキストはフスハーとアンミーヤ(方言、話し言葉)どちらがいいですか?
ニューエキスプレス エジプト・アラビア語版をお勧めした理由は、エジプト旅行へ行ってみたいという方や、
現地で暮らしているけれどもアラビア語を学びたいという方向けだったので、アラブ地域でよく理解される「エジプト・アラビア語」方言を教材にしていました。
アラブポップスもモロッコの歌手の方がわざわざエジプト方言で歌ったり、エジプト方言を混ぜたりする場面も多いので、使う場面の多いアラビア語方言としていいと思います。
文法はフスハーを学んでいたので音読もフスハーが希望です。
そのほかに、フスハーの文法を学んできたので音読もフスハーでしてみたいという方には、英語の勉強も同時にできるYouTubeを紹介します。
フスハーの短い会話表現が、かなり大きめででてくるのでアラビア語が読みやすいです。
音で読み方を聞いてから、自分でも同じようにアラビア語を発音してみる練習ができます。
今日は音読の教材についてのお話でした。
次回の記事では音読の方法についてもう少し踏み込んでいきたいと思います。
それではまた