サラーム
アラビアニスタのライラです。
エジプトといえば古代エジプトの遺跡というぐらいとにかく古代エジプトの名残がそこらへんにあるのがエジプトです。
もう、遺跡が多すぎてそこらへんに古代遺跡の柱が転がっている場所もありました。
少し前に記事にした、猫の姿をしたバステト神のかつての信仰の中心地であった、ブバスティスなどにそんな風景が広がっています。
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古代エジプトの遺跡と神々についての記事も併せてどうぞ。
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古代エジプトの神々~バステト神とシストルムとメナト
古代エジプトと現代のエジプトとどこかでつながるところをいつも探したくなっています。
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ギザの3大ピラミッドのすぐ近くの遺跡サッカーラ
エジプトのカイロから日帰りで行ける遺跡といえば、ギザの通りを走っていると突然町のはずれに出現する3大ピラミッドはもちろんですが、そのほかにサッカーラ遺跡群があります。
このサッカーラはジェセル王の作った階段ピラミッドなどがある遺跡群になります。
ちょうどこの間、バラエティー番組のイッテQでイモトアヤコさんがサッカーラのピラミッドに突撃されていました。
まだ調査されていない石棺を開封という場面をみましたが、棺を開けるというのはなかなか迫力がありますね。
そういうことで、今回はサッカーラ遺跡ってどんな遺跡なのかもう少し見てみようと思います。
サッカーラの遺跡はアラブの春のあった前後に一度遺跡の調査がストップしていましたが、それからまた再開しました。
とにかく発掘されていない場所が沢山あるのがサッカーラで毎日何かが発掘されています。
階段ピラミッドはギザの3大ピラミッドよりも100年古い遺跡になります。
場所的には3大ピラミッドから車で約43分で行けるそうです。一日で2つ古代遺跡を回ることもできます。
ただ、階段ピラミッドは遺跡群といわれるぐらいで全部を回ろうと思うと一日かかってしまうほどだそうです。
いつもGoogleの地図でお出かけまえにどれぐらいかかるのか、行き方を調べるのですが、よく利用する駅からサッカーラまでは車ではいけませんと表示されました、徒歩ですとおよそ109日かかるようです。
階段ピラミッドの地下を歩きながらインタビュー
階段ピラミッド(ジェセル王のピラミッド)は地下にとても大きな回廊があるのですが、テレビ番組の公式映像から映像が見られるものがありましたので、ご紹介します!
映像の中でも、アナウンサーさんと一緒に地下を歩いている観光庁の大臣の方ですが、このように語っています。
11分23秒のところの会話の内容からです。
アナウンサーさん:私たちは今どこにいるのでしょうか?
大臣:私たちは今北側の入り口にいます。
想像をしていただきたいのですが、このような4700年もの歴史があるということですね。
当時にエジプトで使われていた道具をもってして、岩場から岩を削りこのようにカットして建築したということですね。
灼熱の太陽のもとこのような労働をしたということです。素晴らしい構造物です。
今目の当たりにしているような建築をするために、このような地下で仕事をするには安全のためにも灯りは必要だったでしょう。
とても危険な仕事だったでしょうから。
ここには深刻なひび割れがありました、そこを修復するためにも大変長い年月がかかりました。そして費用も掛かりました。
このような修復作業は技術を必要とする工程でエジプトだけではなく世界的な建築に関わる事として注目されておりました。
無事に修復が終わるようにと見守られていました。
(ざっくりとの訳になります。)
サッカーラの地で有名な古代エジプトの神は?
最後に、このサッカラの地で信仰されていた古代エジプトの神は何かなと気になりました。
このサッカラの地で信仰を集めていたのは、世界最古の石造りの階段ピラミッドを考案したといわれる宰相、建築家でもあったイムホテプです。
実在したかどうかを確かめるお墓などは発見されていないそうです。
しかし後世の歴史の中でその名前が偉業を成し遂げた人物として登場することで、次第に神格化されていきました。
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新王国時代には書記の守護者であるとか、メンフィスの主神、職人の神プタハの息子としてみなされていたことが記録されています。
図説古代エジプト誌、古代エジプトの神々より
日本でも、菅原道真公が「学問の神様」として信仰されるようになったことを考えると、古代エジプトの人々も古代の日本人と同じようなところがあるのだなと思います。
最後に
古代エジプトの神様についてなにか知りたいなと思ったときは、この一冊があるととても便利です。
写真が豊富で見やすく、古代エジプトの神々の名前のヒエログリフでの表現や地図をさっとみることができます。
古代エジプトの神々について何か一覧的なものが手元にいつもあるといいな~と思っている方にはオススメです。
オススメのポイント:
紙質は、図鑑などにあるようなちょっとツルツルとした厚手の紙でできているので、紙が折れにくいところも良いなと思います。
写真がほぼ全編カラーです。本の出だしの歴史的説明の部分と、最後の歴史的説明の数ページは黒白写真ですが、本編の古代エジプトの神々の説明のところにある、遺跡やヒエログリフやレリーフなどの写真はカラーです。
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