日本人のあまり知らなさそうなことが書いてある本『イスラム金融入門』を読んでみました。
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サラーム
 

 

アラビアニスタのライラです。
 

 

ゴールデンウィーク中にクローゼットの上の方に積み上げてあった本を整理整頓しようと思っていました。

 

 

しかし、一度興味をもって購入した本なので本の山を動かしているうちについつい

 

 

ついついまた読みだしてしまったりしました。
 

 

全然片付きませんでした。

 

 

山の中から出てきた本で、読んでなかった本まで出てきました。
 

 

 

 

今月読む本にします。

タイトルは『イスラム金融入門』
 

 

著者:吉田悦章さん
 

 

出版社:東洋経済新報社
 

 

どんな本なのかざっと目次に目を通してみましょう。
 

 

第1章イスラム金融の急成長とその背景
 

 

第2章利子を用いない金融の仕組み
 

 

第3章イスラム金融の歴史地理学
 

 

第4章日本のイスラム金融

グローバル化へのキャッチアップに向けて
 

 

難しそうな本だったらすぐに眠たくなるかもしれないなと思いながら

第1章からよみはじめました。
 

 

でもこれがけっこうおもしろい内容だったんです。
 

 

イスラムと聞いてぱっと思い浮かべるイメージとは直結しないのがイスラム金融であり
 

 

非イスラム教徒でも理解できる、一般的な金融についてとさほど変わりがないというようなことでした。
 

 

そうなんだ~と思いながら読み進めていきます。
 

 

そしたらイスラム金融を端的に表す言葉にものすごいガチな考え方があらわれていて学びが深まりました。
 

 

とにかく一章を読んで印象的だったのは、イスラムの金融市場の伸びが当時で15パーセントほどで、特定の分野においては45~50パーセントの伸びともいわれていたことです。

 

 

だったら、この本が書かれてからだいぶ時が流れているので、日本にもなんだかアラビアっぽい名称の銀行やら金融サービスあるかな、とあまり得意でない分野の知識を総動員してみたけれど。
 

 

近所にあった銀行さんがが移転して、不便になるな~という情報しか頭に浮かんできませんでした。
 

 

(金融分野にまったく詳しくないことと、そういった情報に接していないので、
 

最新の情報についてはもっと新しいソースを当たってみてください。今後またそういった情報に触れた場合はブログでシェアするかもしれません。)
 

 

それでも日本に在住のイスラム文化の方々は確実に増えている印象があります。

 

 

この間もヒジャブを被った若い女性のグループに遭遇して少しお話を交わしましたが、彼女たちは日本で働いてもう5年にもなるんだとかいうことでした。
 

 

日本にもしイスラム系の金融サービスがあったらきっと選びたい人多いだろうなと思います。
 

 

バーレーンの通貨庁イスラム金融機関監督局長(当時)の方がイスラム教徒の顧客を3つに分類しています。
 

 

①宗教色が強くイスラム金融のみを使う
 

 

②一般金融と条件が同じならばイスラム金融を選ぶ
 

 

③たんに収益性の高い方を選ぶ
 

 

(本書P33より)

 

 

ムスリムでない人もイスラム金融サービスを利用しています。
 

 

「資金調達をする人にとってはより低コストとなる場合がある」ことだったり、「イスラム債権は一般の債権に比べ5~10ベーシス程度安くなる傾向がある」
 

 

イスラム預金などでは一般金融での預金の利率を上回ることも多いそうです。(P26ページより)
 

 

と昨日はここまで読みましたが、大変興味ぶかく、適宜図表なども入っていてわかりやすかったです。
 

引き続き読んでいこうと思います。
 

それではまた

 

 

 

 

 

 

 

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