記事一覧

ローマ法王が決めたカレンダー~太陰暦と太陽暦

もうすぐ2018年ですね。

 

普段それほど行事などを意識しないのが現代の生活スタイル。

 

そう思いますけれども、やはり年が新しく変わるというのは、心持ち気分がワクワクしたり、期待感というのが生まれてくるものです。

 

この2018年に移る代るときに眺めているカレンダーは、グレゴリオ暦といいます。世界がこのように密接になってくると、同じカレンダーを使ったほうが便利だからです。

 

グレゴリオ暦を使いましょうといったのは、なんとローマ法王。1582年の10月15日にそれまで使っていたユリウス暦をやめて使うことになりました。

 

でも、実はカレンダーといっても実に様々なものを普通に使っているんです。人間の生活はなかなか単純に割り切れないものなのかもしれません。

 

カレンダーは一つじゃない

 

海の男のカレンダー

 

カレンダーって色々なスタイルがあります。

 

例えば、今私の目の前においてあるのグレゴリオ暦の今世界で一番スタンダードなカレンダーです。

 

でも、一か月ごとにカレンダーが見えるタイプではなくて、3か月が一目で見渡せるつくりになっています。

 

これは、世界中を公開する船が日本から出発する際、近くの港へは数日でつきますが、カリブ海周辺や、南米などになりますと、平均して一か月ほどかかるからです。

 

月の真ん中に船が出たら、その船が港に入るのは次の月。航路によっては、1か月半かかるところもあります。なので3カ月分が見渡せるととても便利というわけです。

 

田舎のおばあちゃんのカレンダー

 

田舎のおばあちゃんのうちにはカレンダーは2つありました。小学生の時を思い出してみます。

 

農協の人がもってくる、一か月ごとが書いてあるカレンダー。

 

これはどちらかというと、カレンダーについている写真が大きくて、日付はたぶん老眼のおばあちゃんには見えにくいんだと思う。

 

それで、目の高さにある柱には、でっかい数字がかいてある、分厚い日めくりのカレンダーが釘にぶらさがっている。

 

ペラペラの紙でできているのに、365日はやはりそれなりに分厚い。

 

そして、数字だけではなく、いろいろと細かいことが書いてある。今となってはもう思い出せないけれども、農業カレンダーもかねていたり、大安などのことも印刷されていた。

 

月の満ち欠けなんかも書いてあったかもしれない。

 

とにかく、数字がでっかくて、ふちっこにはいろいろと小さな文字が赤と黒でレイアウトされている面白いカレンダーだった。

 

日本のカレンダーというのは、グレゴリオ暦=太陽暦と太陰暦が折衷になったカレンダーが使われているといいますが、きっとこのでっかい日めくりカレンダーが
その折衷の例だったのかなと思いました。

 

女性のためのカレンダー

 

新年の前には本屋さんにたくさんの手帳が並びます。その中には月の満ち欠けカレンダーがはいっている手帳があります。

 

月の満ち欠けというのは女性の体と密接にかかわっているので、月経に合わせて食事を変えたり、気持ちの上り下がりを把握したりするのに使ったりします。

 

純粋太陰暦

 

イスラームではヒジュラ暦というのがあります。おそらく主要なカレンダーとして使われているもののなかで、純粋太陰暦。

 

月の満ち欠けだけを起点にしているのは、イスラーム暦とか、ヒジュラ暦だけです。(ユダヤ教徒の人も太陰暦のカレンダーを使っているそうです。)

 

預言者ムハンマドがマディーナに活動の拠点を移したことがきっかけになっています。ヒジュラという意味は=移住という意味があります。

 

このヒジュラ暦なのですが、月の名前が季節と一致しません。西暦のカレンダーと合わせてつかっていると、毎年約10日ずつずれていきます。

 

イスラームでは、断食月がとても大きな意味を持ちます。カレンダーの中にもラマダーンというのは、月の名前にもなっています。

 

西暦のカレンダーよりも約10日ずれるということで、いいことがあります。

 

それは一か月のラマダーンの季節が一日の最も長くなる「夏」だけにとどまらないということです。

 

ラマダーン月というのは第9番目の月です、普通のカレンダーでいったら残暑の厳しい9月。これが毎年9月に来ると思うと、なかなか大変だなと思うわけです。

 

それが、10ずつずれることで、さまざまな季節に断食をすることができます。冬の日の短いときにする断食は本当に断食?というぐらい楽にできます。

 

2017年12月31日はヒジュラ暦ではラビーウッサーニー(ラビーウアーヒラ)の13日目でした。

 


英語でみてみよう、ヒジュラ暦カレンダーとグレゴリオカレンダー併用

 





 

そのほかに個人的なカレンダー

 

一般に公開されることのないカレンダーというのも存在します。個人的な計画、野望などがぎっしりと書き込まれたカレンダーです。

 

そのカレンダーは常に修正されながら、しっかりと人生の羅針盤的な役割を果たしているといわれています、

 

お知らせ

 

今月の上旬、今までずーっと自分の中では当たり前すぎたことを、AMAZONで表現してみました。

 

地味ながらもダウンロード数が増えて、毎日一人の方が、

 

多いときには37名の方、、(( ゚Д゚)が 目を通して下っているようです。

 

ベストセラーに3日に一度は輝くという快挙です。

 

とてもうれしいことだと思います。御礼キャンペーンとして、こちらではプレゼントを配布中です。

 

(先日何名の方がまた登録をしてくださいましたが、携帯メールですと、届かないことが多いので、gmailかパソコンのメールで受信できるようにしてください。)

 

 ↓

アラビア語プレゼントキャンペーン中

フランス語で「初詣」の会話表現~「初詣ってすぐに終わるよね」

年末や年始というのはフランスと日本どちらも、家族で集まる。

 

そういった共通の伝統があるということがわかります。

 

フランスでは、クリスマスに家族が集まって教会にいったり。

 

日本ではお正月に家族があつまって、近所の初もうでにでかけたり。

 

前回は、フランスのクリスマス行事「ミサ」についてでした。

 

記事はこちらになります。

 

 ↓↓

 

 

初詣にまつわる会話表現

 

今回は、日本通のフランス人からみた、「初詣」にまつわる表現を学びます。

 

テキストは「アトリエフランス2-2~FDS」のスクリプトからです。

 

Le hatsumôde finalement c'est quelque chose qui se fait assez rapidement.

 

Bien sûr dans les grands sanctuaires il y a souvent la queue mais

 

si on va ,,,, normalement le hatsumôde c'est au sanctuaire de son

 

quartier et en général dans les petits sanctuaires de quartier

 

il ya a trés peu de monde, alors....

 

et c'est près de chez soi donc on peut y aller et repartir rapidement.

 

日本語で読んでみると

 

初詣は、結局のところ、直ぐにおわるとおもう。

 

もちろん、大きな神社ではいつも長い列ができているけれど。

 

普通の、初詣は自分の町にある神社で、小さい。

 

小さい神社にはほとんど人がいない。

 

家から近いし、だから行くのも帰るのもすぐだよね。

 

 

 

 




 

 

初詣にまつわる単語

 

初詣 : Le hatsumôde
 


大きな神社: les grands sanctuaires

 


小さな神社:les petits sanctuaires

 

初詣はそのまま、ですね。

 

神社が sanctuaires になっていますが、もともとの

 

sanctuaires にはどんな意味があるのでしょうか?

 

男性名詞: 教会、神殿の聖域

 

聖堂
 

教会堂
 

巡礼地

 

神聖なところ

 

初詣をフランス語で表してみると

 

フランス語で知りたい語句があるときは、

 

まず日本語でウィキペディアをみます。それから左側にある各国語が選べるところで

 

フランス語を選ぶと、要約をフランス語で読むことができます。

 

Hatsumōde (初詣?) est la première visite au sanctuaire shintō ou au temple bouddhiste du Nouvel An japonais.

 

Effectuée dans les trois premiers jours de l'année, elle s'accompagne d'un rituel :

 

la première purification à l'encens,

 

la première prière, souvent destinée à la santé de la famille et à la prospérité des affaires

 

on boit le premier verre de saké (toso), qui peut être bu à la maison,

 

et enfin on tire le sort (omikuji) pour la nouvelle année.

 

Pour le nouvel an, les sanctuaires ne désemplissent pas pendant quatre jours et ce presque 24 h sur 24,

 

les Japonais faisant la queue le soir du 31 décembre (ōmisoka) devant les grands sanctuaires

 

(Meiji-jingū, Fushimi Inari-taisha, Atsuta-jingū, Hikawa-jinja, Tsurugaoka Hachiman-gū) ou temples (Sensō-ji).

 

Hatsumōde n'est plus tellement une pratique religieuse, mais plus une sorte de rite social.

 

ウィキペディアより

初詣て何をするのか、覚えていない人も、これで確認ができます。

 

1. お香を手で体にかけて浄化する
 

2. 年始に家族の一年の健康などを祈る。

 

3. おみくじを引く

 

会話をスムーズにする秘訣

 

会話をスムーズにするには、繋ぎの言葉が自然につかえるのが大切ですね。

 

代表的なものには、alors というのがありますが、言いたい内容にそえる、

 

「結局のところ」 finalement

「ふつうは」とか   normalement
 

「もちろん」 Bien sûr
 

といった 副詞をスラリとつかえるといいな~と思います。

 

「世界」だけじゃないMonde

 

 モンドというと、「モンドセレクション」などのお菓子の金賞か!とおもってしまいすけれども。

 

 そのほかには、新聞の「ルモンド」。

 

 でも「モンド」には世界以外にもいろんな表現があるんですね。

 

 例えば、最初のテキストから取り出した文章の最後には、il ya a trés peu de mondeとあります。

 

 「人が少ない」という表現に monde が使われています。いつもとても面白い表現と思ってしまうのですが。きっと使い慣れていないせいですね。

 

 monde を使ったいろいろな表現

 

 C'est unmonde ! とんでもないことだ!
L'autre monde    あの世
Le bout du monde    世界の果て
pour rien au monde   決して  金輪際
tout le monde     みんな 全員

最期にフランス人による日本の年始についてのビデオ

 

それにしても早口です、ビデオで話すぐらいですから、きっと話すのがスキな人なんではとおもいますけど。

 

これぐらいの速さがふつうに聞こえるようになるといいですよね。

 

自分が見たいなーと思うような、シンプルで良い声音で、しっかりした内容と映像のビデオというのはなかなか見つからないものです。

 

クリスマスにまつわる話を少しだけアラビア語で読んでみるのも面白いですよ。

 

 ↓

 

フランス語学習をしている方にはオススメのフランス語のメルマガです。

 ↓↓
frenchletter

フランスのクリスマス行事って何をするのかな~「ミサはとても長い」

フランスのクリスマスってどんな感じなんだろうって思ったことはありませんか?

 

フランスに家族がいるだとかでもなく、フランスに留学した経験もないので、毎年冬になると考えます。

 

フランスのクリスマスは家族で過ごすものなので、日本のお正月のようなものなんだそうです。

 

今日は、テキストの中からフランスのクリスマスにまつわる文章を取り上げて見たいと思います。

 

フランス人男性が子供のころのことを思い出しながら語った一文です。

 

クリスマスのミサについて

 

クリスマスのミサはとても長い、司祭の話をきかなくてはならなくて、座ってなくてはいけない。

「クリスマスのミサはとても長い」、、、この一文に早く終わらないかな~と思いながら椅子にすわって

 

足をぶらぶらさせたりしているんでしょうか。

 

小さなフランス人の男の子の姿が思い浮かびますね。

 

司祭の話は長い、、儀式といったような伝統にまつわる行事は形式が決まっていて、どうしてもそうなってしまうのかもしれませんね。

 

ミサの部分のテキストをフランス語で読んでみましょう。

 


Une messe c'est quelque chose de très long. Il faut rester assis, il faut écouter le prêtre.

 
(アトリエフランスシリーズのFDSのテキストより)

 

 

messe  読み方: メス  

 

面白い表現:  fair des messes basses

 

「ひそひそ話をする」

 

assis  読み方: アスイ   形容詞 座った  すわっている

 

表現: 犬などに お座り !「 Assis 」

 

面白い表現: en être assis びっくり仰天している

 

prêtre  プレートル  カトリックの司祭 

 

豆知識: プロテスタントについては、pasteur

 

ministre 牧師

 

rabbin  ユダヤ教

 

bonze  仏教

 

ミサというのはいったい何だろうか?

 

ウィキペディアより

 

ミサとはカトリック教会において、パンと葡萄酒を聖別して、聖体の秘跡が行われる典礼。

なにやら複雑な意味がこめられているようです。

 

ミサはカトリック教会でのみ使われる言葉だということです。

 

ミサが行われる様子をみてみよう

フランスのパリといえばノートルダム寺院が観光地としても有名です。

 

観光ツアーでプランの中に入れることも可能。

 

タイトルは 「messe de noel notre dame de paris 」
 


 

動画の長さは全部で1時間20分です。かなり長いです。

 

ミサの雰囲気は十分にわかります。

 

年始年末を表すいろいろな言葉

 

Jour de l'An 元旦

 

fin d'anée   年末

 

la naissance de Jésus  イエスの生誕

 

Créche  クレッシュ (イエスが生まれたときの様子をあらわした置物)

 

Créche  はあまり馴染みがないですね、クリスマスツリーは日本にいっぱいありますけど。

 

さすがに、クレッシュはとても宗教的なものなので、ファッション感覚で置くには、、、。

 

クレッシュにはどんな内容が含まれている?

 

クレッシュにはいったいどんなものが含まれているのでしょうか。

 

じっくりと見たい人には、こちらのビデオがオススメ。

 

なかなか本格的に、クレッシュをハンドメイドしています。

 

かなり時間もかかりそうです、材料もいろいろと必要です。

 

できるだけ、本物のような雰囲気をかもしだすために、本物の枝や落ち葉などを使用。

 

サクサクとつくらないと、おやつのバナナも食べる暇がないほどです。

 

タイトルは「クリスマスのクレッシュを作ってみよう、Faire une crèche de Noël」

 


 

最期までみたのですが、なんで中身がないんでしょう。

 

つくったのは、なんだかすさまじく、古ぼったい小屋と、池のある土地だけです。

 

中身がなかった、、、

 

中身はみんな持っていて、小屋だけ作り変えるというのが定番?

 

もう一つほかのビデオもみてみたけど、やっぱり小屋だけつくってました。

 

謎だ。

 

 

 

スポンサードリンク



クリスマスシーズンにちなんで~聖母マリア様の親戚

クリスマスといえば、フランスなどではとても大切な行事です。

 

いつもはバラバラに住んでいる家族が集まるのです。

 

日本でいうお正月に近い感覚です。

 

日本のクリスマスはどちらかというと、飲み会。

 

子供たちが甘いものとプレゼントをもらう行事。

 

恋人がいない人はクリスマスを口実に思いを打ち明けるとか。

 

そんな日です。

 

と人とのつながりをたどっていくと、クリスマスのつながりにはやはり聖母マリア様がいます。

 

今日は聖母マリアの家族、家系についてアラビア語で学んでみたいと思います。

 

聖母マリア様

 

聖母マリア様は、ユダヤの民です。

そしてそのユダヤの民のなかでも預言者が多くいる「イムラーン」という家系の生まれです。

聖母マリアはアラビア語では「マリヤム」といいます。

 

聖母マリアが生まれるまえ、彼女の母親は神様にこう祈ったといいます。

 

「どうか子供を授けてください、授かったならば神に仕える身としてささげます」

 

願いは叶って、子供がうまれます。

 

当時のユダヤの民の社会では、神につかえることができるのは男性のみでした。

 

ユダヤの寺院にはいって、祈ることができるのは男性のみだったのです。

 

でも、そこは「イムラーン家」という由緒ある一族のゆえんでしょう、特例が許されました。

 

寺院の外の隅っこのほうに小さな小屋というか部屋を与えられます。

 

6歳ぐらいまで母の元で過ごしたのち、エルサレムにあるその寺院に行って過ごしました。

 

 

マリアム様の親戚

 

マリアムというのはアラビア語で こう書きます。

 


 

イムラーン家 というのはこのように書きます。

 

マリアム様が一人でエルサレムにある寺院で過ごしているときには後見役として親戚の人。

母方のおばと結婚をしていた、預言者ザカリーヤーでした。

 

このイムラーン家というのは、預言者がたくさんいる家系だったのです。

 

 

アラビア語で「おじ」「おば」の読み方

 

アラビア語で 母方の 叔母は  ハーラ

 

母方の叔父は  ハール

 

父方の 叔母は  アンマ

 

父方の叔父は   アンム

 

といいます。

日本では、おじとおばの見分け方は漢字でのみしますが、アラビア語では言葉で区別があります。

 

現代のアラビア語社会でのコミュニケーション

 

アラビア語を話す国はたくさんありますが、例としてエジプトをあげてみます。

 

この「おじ」と「おば」という言葉はエジプトで生活する際に非常に役に立ちます。

 

家に遊びに来る人というのは、おおきく囲って「親戚」の場合がたいへん割合として多いです。

 

友達と出会うのは、家の外であるカフェテリアだとか、ナーディという会員制のクラブでのことが多いのです。

 

そして、紹介をしてもらうときに、名前とプラス其の人との関係がいわれます。

 

マリヤムの親戚のザカリーヤさんを説明すると

 


サイイドナー ザカリーヤ ゴウズ ハーラット マリヤム

イブナット イムラーン ワ アブー サイイドナーヤヒヤー

 

サイイドナー ザカリーヤ 預言者ザカリーヤは

 

ゴウズ ハーラットマリアム マリアムの 母方の叔母の夫で

 

イブナットイムラーン  イムラーンの息子で

 

ワ アブーサイイドナーヤヒヤー 預言者ヤヒヤーの父おやです。

 

かなりこんがらがる表現だと思います。

 

でも1400年前から存在する本のなかと同じような表現で、今もアラビア語で親戚は表現します。

 

 お知らせ

 

 アラビア語に興味のある人が読んでわかる、アラビア語のメルマガを発行中です。
 

 今ならクリスマス直前電子書籍プレゼントキャンペーンのお知らせもあります。

 

 よかったら登録してみてください。

 

 ↓↓