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言葉を知ること~見える世界が広がる外国語学習

世界的に私たちは海外へ気軽に旅行することができないということを共有しています。また近いうちに、行ってみたい場所のことを考えたりするのは楽しいですよね。

 

アラビアニスタさんの中には、こんな時期だからこそアラビア語を学んで会えない友人と通話を楽しんでいますという方がいます。なるほど、旅行という物理的な移動はできなかったとしても、音声や映像でやりとりをするというのはできますもんね。

 

体の移動はまだまだ難しいかもしれないけれど、好奇心に幅を広げたり、知っている世界を広げてみるという方法もいいかもしれないです。

 

知る世界が広がる、それはただ知識が増えるだけではなく、脳の活動にも関係があるのかもしれないと、こちらのTEDのビデオを見て思いました。

 

ビデオは英語ですが、ボタンを押すと「日本語の字幕」が出ますのでご利用ください。

 

 

ビデオの概要ははこちらになります。

マルチリンガルというのは実は多数派

 

単一の言語のみを使用するというのは、世界的にみると少数派になります。世界全体でみると、複数言語をなんらかの形で使用するというのが多数派になるのです。

 

母国語と第二言語をどのように取得するかということは3つのグループに大きく分けることができます。

 

Conpound Bilingual:複合型バイリンガル。

 

母国語と第二言語をほぼ同時期に学びはじめる。幼少期のころの言語環境がそうであった場合。

 

Coordinate Bilingual: 等位型バイリンガル

 

母国語を使う環境と第二言語を使う環境を持っている。家庭では母国語を使い、学校の授業などでは第二言語を使う。

 

Subordinate Bilingual:従属型バイリンガル

 

第一言語を通して二番目の言語を学び始める。大人になってから、第二言語を学ぶ。

 

言語は幼いころに学ばないと身につかない?

 

外国語を学ぶのは幼児期のほうがより簡単に言語取得ができるといわれていましたが、大人になってからでも言語は身に着けることが十分にできます。

 

成人してから第二言語を取得した場合、第二言語を使用中に問題に直面した場合、母国語を使っているときよりも感情にとらわれずに問題に理性的に対処することができるそうです。

 

マルチリンガルの脳にみられる特徴とは?

 

目で見える違いとしては、ニューロンやシナプスが集まっている脳の領域の石灰質の密度が高い。

 

第二言語に取り組むときには特定の領域がより顕著に高度に鍛えられることになります。アルツハイマーや認知症の発症が5年ほど遅らせることができることがわかってきています

 

マルチリンガルにみられる傾向

 

背外側前頭皮質(Dorsolateral Prefrontal Cortex)が強化される可能性があることが示されています。

 

この脳の分野がどんな事柄をつかさどるかといいますと、、、

 

・実行機能、問題解決能力

・タスクの切り替え

・不要な情報を取り除く

・高度な集中力

スマートになれるかどうかわかりませんが、脳はより健康的に複雑になり活発に物事に取り組むことができます。

 

最後に

 

TEDのビデオの概要をまとめてみましたが、マルチリンガルの方の頭の中ってそういう風になっているんだ~ということが少しだけわかりました。私自身は成人してからアラビア語などを始めているので、運用能力的にみると。テレビをみてわかる、ラジオを聞いて理解ができる、アラビア語の会話レッスンを開講するぐらいです。

 

大人になると自分の成長って、身長がのびるわけでもなし、目に見える成長が感じずにくいものです。語学をすると、以前と比べてできるようになったことが、理解度ということで見えてきますので自分の成長を楽しんだり、実際に役立てることもできますので、なかなか実用性のあることではないかと思っています。

 

体の健康のために、ヨガやウォーキングを私たちは楽しみますよね。
アラビア語もアラビア文字に触れるというちょっとした脳トレからはじめるのは、きっと楽しいとおもいますよ。

 

アラビア文字を始めたい人へ「一日一ページ」書き方を練習しよう

サラーム

 

アラビアニスタのLaylaです。

 

昨年発売しました、Arabianistaの文字レッスン用のテキストが好調に読まれているようでとても嬉しいです。

アラビア語の電子書籍部門Kindleでたまに一位に輝いていたりするのを見つけることもあります。


 

今日も、こちらのアラビア語の書籍手に取ってくださる方がいて、一位になっていました。数多くあるアラビア語の書籍の中から読んでくださる方がいると思うとやはり嬉しいです。

 

アラビア文字の練習が始まることをイメージ

 


 

この表紙の赤色というのは、元気の赤ということもありますが、砂漠の国では特に夏場は夕方以降が一番すごしやすい時間になります。

 

日本でいうところの、朝いちばんに太陽をみてこれから一日がんばるぞーというのと同じポジションがこの夕日になるのかなと思います。

 

 

この太陽が地平線の奥へ隠れてやってくる時間帯というのはマグリブといいます。そしてこのマグリブの時間から次の日がはじまるという考え方をします。

 

 

夜の涼しい時間から本格的に活動が出来る文化圏ならではの考え方だなと思います。

 

 

日本では夕日が沈むと一日が終わりというかんじですけどね。

 

砂漠の文化圏では活動が始まるというイメージもあるわけです。

 

 

そして表紙のラクダさんですが、こちら情報や品物をあるところからないところへ運ぶという流れを象徴していたり、まあ本当にいいことがいっぱいある動物なんです。

 

 

人間が生きるのが難しいとされる、砂漠で生きるためにピッタリに進化している、というだけでもすごいと思いますけど。

 

 

なので、こちらの書籍を手に取った方にはぜひアラビア文字という情報をもっていってもらいたいなという思いが込められています。

 

アラビア文字を始めて書くときは大きめに

 

こちらの本の使用方法は以前ブログ記事で解説をしています。


アラビア語の書き方帳の使い方

今日はもう少し付け加える必要があるので、説明します。Kindleの本というのは基本スマホや、Kindleのリーダーを縦にして読むことが多いと思いますこの本は縦にして読むと、文字がとても小さく見えてしまいます。
なので、画面は横にして読むことが必要になります。

 

スマホで読む場合は、スマホの向きで中の本の向きも変わるように設定をすると自動で横向きにして読むことが出来ます。

 

文字Aとかいてあるところをタップして、横向きに固定して読むと文字が大きくみえたまま読めます。

 

Aaと書いてある部分をタップする。

 


 
 

読む方向を決めてから固定する。

 

 


 

これで横向きでアラビア語の書き方練習帳が読めるようになりました。

 

おまけ

 
アラビア語とアラビア文化の世界はとても広いです、まずはどんな感じ?というのがつかめるミニシリーズをメルマガでは配信をしています。

 

アラビア語の音楽をきいてみよう~ナンシーアジュラム「Ya TabTab」とその他に2曲紹介

サラーム

 

アラビアニスタのLaylaです。

 

ベリーダンス曲などでも使われていることもある、アラブのポップソングを今日はご紹介します。

 

アラブ諸国にもたくさんの歌姫たちがいます。

 

歌手はナンシーアジュラム :نانسى عجرم

 

曲名は「Ya Tabtab」يا طبطب

 

曲はこちらになります。

 

 

ナンシーアジュラムさんとは?

 

1983年生まれのレバノン出身のシンガー、テレビの司会、事業家。

 

幼少の頃から数々のテレビに出演する。15歳の時にデビューアルバム『Mihtagalak』(1998)を出す。

 

セカンドアルバムは『Sheel Oyoonak Anni』(2001)

 

アルバムのタイトルをアラビア語で見てみよう

 

ファーストアルバムのタイトルは『Mihtagalak』これをアラビア語で書くとこうなります。

 


 

セカンドアルバムのタイトルは『Sheel Oyoonak Anni』

 

 

やはり、世界はラブソングでできているようです。

タイトルそのものは、ありふれた言葉かもしれません。でもそれが歌になっていると考えるとまだ聞いてもいないメロディーがどきどきの予感として感じられませんか?

 

アルバムに収録の歌を聞いてみよう

 

ファーストアルバムのタイトルにもなっている、 『Mihtagalak』

 

セカンドアルバムのタイトルにもなっている『Shel Oyoonak Anni』

 

 

途中ででてくる小さなラッパみたいなのの、音色がとても気になりますね。かなりチャルメラににています。

足早に、アラブの歌姫として長らく活躍しているナンシーアジュラムさんの歌を三曲ご紹介しました。あなたはどの曲が興味がでましたか?

 

楽曲というものは、たとえ言葉がわからなくても、ビデオに流れる映像だったり、演奏される楽器、歌手の声などでも十分楽しめることは多いです。それより一歩踏み込みたいとき、その時は言葉の意味をひとつづ知ることがオススメです。

 

 

時折、歌番組などで外国の歌手の方がとても美しい日本語で日本の歌を歌っているのを聞いたことがないでしょうか?歌を練習するときには必ず日本語の意味を学んで、それにあった表現ができるように練習を重ねるそうです。

 

外国語学習のコツは、あなたが好きなこと組み合わせることにあります、もしあなたが音楽好きな方であればきっと、歌を聞いてその国の言葉を学ぶということは楽しい学習方法になるとおもいます。

 

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アラビア語の学習はラブソングで楽しく学ぼう~「恋人は太字」

アラビア語というとどんなことを思い浮かべますか?

 

 

ピラミッドに書いてあるあのイラストみたいな文字の言葉ですか?

 

などあまり身近に感じられない場合はそういう答えもかえってきたりすることもあったりします。

 

(本当です。)

 

最近はとても楽しい古代エジプトアニメなのどもありますしね。

 

とーとつにエジプト神

 

 

アラビア語の面白いところは何といっても音にあります。

 

今日はアラビア語のラブソングを紹介します。

 

بالبنط العريد 「ベルボントルアリード」
 

タイトルだけ見ると意味が良くわかりませんね、直訳すると「太字」という意味になります。

 

イメージ的には「恋人のことは太字のように」、つねに目に飛び込んでくるんだ、といった感じになります。

 

ベルボント というのが 「フォント」

 

エルアリードというのが「太い」「厚みのある」という意味になります。

 

歌っている人は?

 

歌っている人はこの公式YouTubeのアイコンをよーく見るとわかるのですが頭に、スカーフをかぶっていますね。

 

湾岸諸国の衣装なのでそちら出身の方と思われます。

 

お名前は フサイン エルジャスミさんです。

 

アラビア語で書くと حسين الجسمي
 

ウィキペディアの方にも紹介があります。

 

フサイン エルジャスミさん

湾岸出身の方で、ピアニスト、作曲、ミュージシャンとして活躍されている音楽の才能の塊の方のようです。

 

前置きがあまり長くなってもなので、曲をまず聞いてみてください。

 

**こちらのYouTubeビデオ、デザインがとてもちかちかします。きっとアラブ諸国ではこういったテイストがきっと受けるのだと思います。

 

PCで開いてみていたら、確かにアラビア語のフォントがとても綺麗にデザインされていて見ごたえがあります。

 

が、ピカピカとミラーボールのような光が文字のまわりを飛び回るので、スマホで見るぐらいがちょうどよいと思います。

 

落ち着いて歌っている方と歌を聞いてみたい方には、もう一段下に紹介する女性ボーカルのバージョンを見て下さればと思います。

 

 

出だしの部分をカタカナで歌ってみてください。

 

ハビビ ビルボンテルアリード 

ガーリ ウェエラブ ミルワリード

ハルティー テトシャッハス グヌーン

ビーオルリ アナ ベクマリード

 

どうでしょうか、カタカナを補助にするとアラビア語の音も捕まえやすくなったかと思います。

 

最後に女性が

ボーカルのバージョンを紹介いたします。

 

 

またアラビア語の歌を紹介しますね。