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名古屋のあちらこちらでは、町内会によるお祭りが一斉に開かれています。

 

町内会のお祭りですので、とても小規模です。近所の公園でやっているのです。

 

このお盆祭りをアラビア語で表現するとどうなるかな、、と思いました。

 

お盆という音をアラビア語表記してみる。

 

まず 「おぼん」というひらがなをアラビア語でできる限り表現するとこうなります。

 

أوبون
 

日本の言葉を知っている人ならば、きっと「おぼん」のことかなと話しの前後から推測できるかもしれません。

 

でも、もし日本語をしらないアラビア語ネイティブに読んでもらったらなんと発音するでしょうか。

 

オブーン が一番近いかな?と思います。

 

アラビア語にはない日本語の言葉を表現してみる

 

お盆をそっくり表す言葉はアラビア語にはありません。

 

そういうときには、説明をつけたしたわかりやすい言葉を発見するしかありません。

 

こういう瞬間は面白いです。

 

昆虫の研究家が南米の森で見つけられなかった、ある種の虫を、ふと一息をついていたハンモックの紐の一本の上に見つけてしまった、

ときのような感動があります。

 

お盆は日本の宗教的な行事で、過去に亡くなった家族の霊魂がお盆の間もどってきてまた戻っていく期間。お盆祭りはそのときに行われるお祭り。

 

盆踊りや屋台などがでたりしてにぎやか。

 

これをアラビア語で端的に表したい。

 

アラビア語で儀式はなんという

 

 

以下エジプトアラビア語の単語で考えていきます。

 

お盆のお祭り 
 

儀式という単語は:  إحتفال
 

地元の、その国の: بردى
 

現地の風習儀式 といったような意味合いになる

 

إحتفال بردى

でもこの言葉には、和太鼓がにぎやかになっている様子などがイメージできません。

 

そこで、もう一段階考えます。

 

エジプトのお祭りでも太鼓の音が聞こえる

 

お祭り:مورد
 

太鼓などがなっているという場面が想像できるのはこの言葉です。

 

エジプトの場合ですが、タブラという太鼓があります。

 

(ほかのアラブ諸国でも太鼓はタブラっていうかもしれません)

 

お祭りではこのタブラを鳴らすので、この単語だとお盆のお祭りに近づいたかんじがします。

 

お祭りという言葉のあとに、お盆の意味を付け足していくといいかなとおもいます。

 

إحتفال زكرة متوفيين

亡くなった人々を偲ぶ儀式

 

こうやったらスッキリとしないでしょうか?

 



編集後記~

 

 

日本では死んだ人は順次霊界へ旅立つと考えられています。

エジプトの大多数の宗教であるイスラームでは死んだ人はすぐには霊界にはいかないと考えられてています。

 

死んだ人はそのままお墓の中で「最後の審判」がやってくるまでずーっと待っているんです。

 

でもお墓の中の世界「バルザフ」での時間の流れ方は地上にいて、生きているときとは違うともいわれています。

 

いずれにせよ、日本のように霊魂が戻ってくるという考えはなくて、ファラオの時代の考え方に近いねという意見をもらうことが

あります。

 

ファラオにつながるパピルスについての記事です。
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