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カテゴリー:アラビア文化シリーズ

サラーム

 

 

アリフライラ書店のライラです。

 

今日は本屋さんらしいこと

 

先日は近所の図書館へ久しぶりに行ってきました。

 

入口に入ってすぐ右側には130cmほどの低めの棚が設置されていました。

 

本棚には「多文化」というような案内があります。

 

本棚の中には、日本語を学ぶための絵本のような作りの本が沢山入っていました。

 

もうすこし中へ入ると、本を返却をする本立ての形をしたワゴンが置いてあります。

 

その近くには話題作がまとめて置いてあります。

 

本からは黄色の細長い付箋がのぞいていて「展示されている本も借りれます」と書いてあります。

 

付箋が付いている本と、付箋が付いていない本を見たときに付箋が付いている本がとても気になりました。

 

借りてみたい分野の本があったのですが、どこにおいてあるのか本棚をざっくりと表と裏と見て歩いたのですが、置いていないようでした。

 

図書館は本が膨大にあるので、知りたい情報にたどり着くには司書の方に一言聞いてみると速かったかもしれないとおもいました。

 

スマホで見る派?紙の本で読む派?

 

 

しかし、本棚の間をゆっくりとタイトルを見ながら歩きまわるというのは、とても楽しいですね。

 

いつもはスマホで何でもサクサクと見てしまうのですが、紙の本というあの形態は何物にも代えられないドキドキ感がいつもあります。

 

充電がいらないとか、スクロールじゃなくて手でページをめくるとか、紙の手触りとかそういうのですかね。
 

あと、途中でいろんな音がしないっていうのもいいところかも。

なんだかもう一種の余暇を過ごしているようなリラックス観があるんですよね~スマホを置いて📚を読みたいみたいなとこでしょうか。

 

積読っていうのもいいですね、今気になっているテーマはこれだよ!とか今月読もうと思っているんだけどね!っていうそういう訴えかけてくる空間を作るっていうかね。

アリフライラ書店でもオススメの本を紹介してみようと思います。

 

ポケットサイズに古代エジプトをまとめた一冊

 

 

古代エジプトを楽しむには古代エジプトがどんな文明であったかという事がコンパクトにまとまっている本が一冊あるといいと思います。

 

できるならポケットサイズで価格もお手頃なものがいいなと思うのですが、ありました。

 

古代エジプトというのは、紀元前四千年期末からアレクサンドロス大王に征服される紀元前332年までの長きにわたります。

 

それが一冊にまとまっているというだけでも大変なことだとおもうのですが、そういった本があるんですね。

 

タイトルは『古代エジプト』失われた世界の解読  著者 及川博一  講談社学術文庫

 

エジプトの話をする時にたまに、エジプト語ってどういう言葉ですか?と聞かれます。

 

その時に話すのは、エジプト語というのはすでに滅びてしまっていて、今はアラビア語が話されています。

 

でも実際には短い期間ではあったかもしれませんが、エジプト語を引き継いだコプト語がありました。

 

個人的な体験ではエジプトのコプト教会へシスターと一緒に年末の行事に参加して、その時に聞いたのがコプト語だったかと思います。

 

(アラビア語っぽくないなーという印象と、なんだか物悲しい調べの音がしました。)今でも宗教歌ではコプト語がつかわれているようです。

 

 
このコプト語についてはP123からはじまる第五章に記述があります。

 

 

こちらにもこの本の内容を解説した記事がありますのでどうぞ

 

1000人の古代エジプトの神々を50人選んだ一冊

 

 

古代エジプトといえば一体何人いるんだろうという神々です。

 

一説によると1000人以上いるということでしたが、文明自体がこれだけ長く続いていれば1000人なんていうのは少ない方なのかもしれないと思ったりします。

 

先ほど紹介した本が4000年以上の歴史を一冊にまとめてしまっていることから、1000人の神々もメジャーな神様だけコンパクトに集めたものありました。

 

こちらの一冊になります。

 

『図説古代エジプト誌古代エジプトの神々』 著者 松本弥 出版社」弥呂久

 

この本の良いところはなんといっても神様が50人に絞られていること。

 

古代エジプト5000年がなんと、たった3ページにコンパクトにまとめられていること。

 

そして最大の魅力はすべての資料が作者の方が遺跡などをめぐりとった写真がとても分かりやすく資料として配置されているところです。

 

 

本についてはこちらでも解説をしています。

 

 ↓↓

 

 

最後にご紹介する一冊はこちらのヒエログリフの基礎が学べる本です。

 

ヒエログリフなんて古代エジプト人でも学ぶのに10年以上もかかるといわれています。

 

 
『ヒエログリフを書こう!』フィリップ・アーダ著 翔泳社

 

それがこんなにもカラフルで絵本のような作りで文字の仕組みが学べるのは、

 

古代エジプトの魔法でもかかっているのではと思わずにはいられません。

 

それぐらいヒエログリフの形は美しくて、その文字が使われる文法上の難しいことなどまったく気にならないほどです。

 

 

こちらにも本について解説をしています。
 

 

 ↓↓

アリフライラ書店のライラです。
 

 

古代エジプトの神々って鳥だったり、ライオンだったかと思えば人間のような姿だったりしてます。
 

アリフライラ書店の本店ブログにも、バステトについての記事を書きましたので、お時間のあるかたみてみてください。

 

 

いったいどういう意味があってそのような形をしているのかと不思議に思う方も多いのではないでしょうか。
 

一説によると古代エジプト文明全体で神様の数は1000を超える数あるとか。
 

 

未知の領域に足を踏み入れるときには、なにか指針になるような地図だったり、コンパスがあるとよいと思います。
 

古代エジプトの神々についてはこちらの本を参考にしました。
 

(楽天の本屋さんへのリンクになっています。)
 


 

 

 

「図説古代エジプト誌 古代エジプトの神々」 著者 松本弥
 

 

この図説古代エジプト誌は1000以上もいるといわれる古代エジプトの神々の中でも入門として知っておくとよい神がまとめられています。

 

 

全部で50の神々について知ることができます。
 

 

今回はバステト神について学んでいきましょう。

 

バステト神が信仰されていた場所というのが、今もエジプトに残っています。ブバスティスという地名です。

 

 

 

 

バステト神はどんな姿をしているかといいますと、女性の体に猫の顔を持った形をしています。

 

 

それから、バステトは手になにやら持っています、「シストルム」と「メナト」。

 

 

シストルムとは?

 

 

シストルムとは楽器の一種です。まずはシストルムを演奏している映像をみてみましょう。
 

 

 

 

シストルムは手に持って鳴らすタイプの楽器です。
 

 

カーブを付けた金具の輪のなかに、何本か横無機に金属の棒が渡してあります。
 

 

その金属の棒には穴のあいたコインのような形の薄いものをいくつか通すことによって、音が「シャランシャラン」と出るようになっています。
 

 

他にもシストルムのいくつかの形が見られるものがあったので見てみてくださいね。
 

 

 

 

エチオピアのシストルムの形をみてみましょう。
 

 

 

 

メナトとは?

 

 

沢山のビーズでできた首飾りです。

 

 

こちらのビデオの解説がちょっとおもしろかったのですが、古代エジプト人は発電についての知識を持っていたという解説でした。
 

 

メナトはビーズを使って作られた首飾りで、身を守ったり、幸運をもたらす装飾品としての意味を持つと考えられていました。
 

そのほかのメナトのデザインで、デンデラにあるハトホル神殿にえがかれているメナトの図をみると、
 

U字型の磁石とコイル状に束ねたワイヤー部分が発電の仕組みと関係があるのではないかという説です。
 

磁石を動かすだけで電気が流れる、という仕組みをみると、古代エジプト人はすでに発電の方法を知っていたのではと思えてきます。
 

 

古代エジプトの謎!!!!でしょうか。

 ↓↓
関西電力HP~磁石を動かすだけで電気ができるってホント?

サラーム
 

 

アラビアニスタのライラです。
 

 

サッカーのワールドカップあっという間に終わってしまいました。
 

 

久しぶりにARABSOUNDSでどんな曲が今一番人気があるのかみてみたいと思います。
 

 

日本は遠いですが、アラブ諸国ではまだ余韻が残っているのかもしれませんね、
 

 

ワールドカップのサウンドトラックから「DREAMERS」が一位になっていました。
 

 

それでは聞いてみましょう。

 

 

 

 

BTSの JUNG KOOKさんの歌詞のパートとアラブ歌手のFAHAD AL-KUBAISIさんと二つの歌詞が楽しめるDREAMERSですが、ここではアラビア語のパートを中心に聴いていきますね。

 

 

FAHAD ALKUBAISIさんのアラビア語パートを聞いてみましょう。
 

 

アラビア語の文字と、英語で訳が出てきます。
 

 

YOUTUBEのDREAMERSアラビア語パートのリンクです。

 

衣装が面白いですね、頭の上に乗せているスカーフにウエーブを付けて身に着けていますね。
 

 

きっといろんなこだわりがあるのだと思いますが、そこまでの解析する知識がありません、ちょっと残念。

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歌詞の最初のパートを単語ごとにみていきましょう。その次にアラビア語のパートの歌詞全体をみてくださいね。


 

ここからアラビア語パート歌詞の全体です。


 

 


 

今日はここまで。

それではまた

サラーム
 

 

アラビアニスタのライラです。
 

 

今日ご紹介する曲はUAEで活躍するイエメン系の歌手バルキースさんです。
 

 

力のある声とアーモンド形の大きな目が印象的です。
 

 

日本人からみると、かなり強めな印象の色合いのドレスや大振りなデザインのアクセサリーを衣装として身にまとう姿が多くみられますが、中東ならではのファッションを見られるインスタグラムは見ごたえがあります。

 

 

 

 

曲のタイトルは”YA HAWA”

 

 

それでは、YouTubeでバルキースさんの曲を聞いてみてください。このアイメイクの濃いかんじは、日本でも流行したことのあるガングロメイクに似ているような気がします。
 

 

この、”YA HAWA”がリリースされたのは2012年です。ガングロメイクは1990年代後半から2000年代初頭にかけて流行ったものでした。歴史を感じます。
 

 

中東ではアイメイクをがっつりするというのはそれほど流行りすたりなく、いつでもあるような気がします。初代はクレオパトラかもしれませんね。
 

 


 

 

曲のタイトルの”YA HAWA”の意味は?

 

 

YA 

 

 

日本語では「おばあさんや」のように、やはり呼びかけるときに使ったりします。
 

 

「やあ」と少し伸ばしたり、「やっ」と言えば、軽い挨拶のかわりにもなりますね。
 

 

韓国語で「ヤー」というのは「ちょっと、ねえ」「おい!」など相手の注意を引くときの掛け声にあります。
 
 

アラビア語では名前の前、呼びかける人の肩書の前につけて人に呼びかけます。
 

 

 

 

HAWA

 

 

HAWAというのは「空気」という意味です。が、この歌の中で使われているときの意味は空気ではありません。
 

 

アイメイクばっちりの女の子が「空気~」「空気~」と雰囲気たっぷりに歌っているって??なんかあれっ?ってなりませんか。
 

 

エアコンかなんかのコマーシャルだったら話は別かもしれませんが。
 

 


 

 

そう「空気」という言葉は文脈によっては「愛」や「愛する人」になります。

 

 

小説の一説に、、”そう、もうお互いにとって存在は「空気」のように薄くよくわからないものとなっていた。”とかなんとかあるかどうかわかりませんが、
 

 

アラビア語の歌の中では「空気」は薄いどころの話ではなく、なくてはならない「存在」としての”愛”として登場するのです。

 

 

アラビア語の単語を学んでみましょう

 

 

この歌にでてくる「空気」ハワですが、アンミーヤ(方言)で語るときと、正則アラビア語で語るときではスペリングがほんの少しだけ違います。
 

 

 


 

 

ハムザがつくかハムザが付かないかです。
 

 

あとは、伸ばすところがアリフかアリフマクスーラかという違いもあります。
 

 

アリフマクスーラというのはこちらになります。
 

 

 

 

ハムザ関連の記事はこちらです。
 

 

 

 

おまけ

 

 

アラビア語知っている人は「アラビア語は美しい」といい、アラビア語を知らない人は「ミミズのはったような」といいます。アラビア語のお話をこちらで配信しております。

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